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'81型、ヤマハ・ベルーガ(80)(タミヤ1/12)。 2023(R05).08.06、完成。 エンジンは、強制空冷ピストンリードバルブ併用、2ストローク単気筒で80cc(79cc)の5ps。 Vベルト駆動でタンク容量4.7L、ついでに6Vバッテリー。 ボディの殆どが鉄!で出来ているので80ccながら他メーカーの50ccスクーターよりも遅い?とか。 でもスタイルが"売り"だったのでそれで良いそうです・・・。 尚、一応形式名称?はCV80E、詰まりヤマハCV80E"ベルーガ"となる様です。 そしてM氏は昔、この50cc版に乗っていたそうで、路肩の砂にハンドルを取られ転倒したらしい事も思い出してしまった・・・。 |
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このキットはタミヤ製、作り易かったと云う言葉では表現し切れない位に作り手の事を考えた良いキットでした。勿論それなりのバリや歪みがあるのは想定内です。 あ、自分ルールでは同じ車種は作らないと云っておりましたが(始めて聞いたわ)、お気に入りであるこのタミヤ1/12オートバイシリーズがそろそろ絶版になりそうな頃(30年以上前?)に、これは買い置きせねばと何台か購入したものの1つで、まあ、ストックを消化するには避けて通れない道と云う事で深く考えずに作っちゃいました。 |
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しかし同じものを同じボディーカラーで塗るのもアレだし、赤や青のベルーガもなあ(後期型にはステッカーも一新されたガンメタのカラーもありましたが、デカールを1から作る程ベルーガに思い入れもなく・・・と思っていた所、ネット上でクリームイエローのベルーガの写真を発見、これだ!とその写真っぽく作って見ました。 只、写真は50ccモデル、キットは80ccモデルですがこの際気にしない、気にしない。 |
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兎に角このキット、例えばシートのパーティングラインも綺麗にモールの位置に合せ、ちゃんとシートモールの様に見せる工夫等、メーカーのキットに対する意気込みがひしひしと伝わって来ましたので、今回はそれを出来るだけ活かし、手間を掛けずにシンプルに作る事を基本コンセプトとしました。 勿論、バイク模型の永遠の課題であるバックミラーやナンバープレートも手抜きでそれなりに見えるように細工し、その他、新しい試みも色々しております。 |
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ボディカラーはフィニッシャーズのファンデーションクリーム(化粧品ではありません)。 この塗料、ネットで見ると淡いクリームイエローだったので即この色を吹きました、が実際に塗って見ると黄色が強かったのはお決まりのパターン。 ついでにこの色、下地用だったにも関わらず通常のエアブラシで吹いてしまった為、白の粒子がなかなか取れなくて苦労したと云うオマケ話も。 ボディの研ぎ出しには今回も4000のスポンジやすり(ゴッドハンド)を水研ぎで使用、確かに細かな傷は付きにくくなったのかも。 まぁ、1/12バイク用に買っただけあって微妙なカーブのあるパーツを磨くのには丁度良い感じだったか。 セミグロスブラックとボディーカラーの境目を綺麗に見せる工夫。 先ずはスパチュラ(ミネシマ)(これいいよ、歯医者さんが使うアレです)と云う工具でしっかりスジ彫りする事。 その後ボディーカラーを吹き、クリヤーコーティングしてから、きっちりマスキングテープを貼ってセミグロスブラックをエアブラシ塗装。 しかしどうしても綺麗な線にならない処が出て来るので、セミグロスブラックとの境目全体にすみいれ塗料-ブラック-(タミヤ)を流し込みます。 ちゃんとスジ彫りされていれば綺麗に黒が流れ込み、塗り分けラインのガタガタも目立たなくなります。 この方法、結構使えるよ。 |
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バックミラー、今回はお手軽と云う事なので貼るだけでいいと考えミラーフィニッシュ(ハセガワ)を実験的にこのシリーズにも使用(アルミのキッチンテープなら既にゴリラに使用)。 ミラーのベースをプラ板で作り、表面を出来るだけ均し、その上からミラーフィニッシュを貼るのですが、実際にはシワにならない様に気を使ったり、結局はミラーのベースを作らなければならない等で、結果手間が掛かってしまい、その割におもちゃっぽさが出てしまってと小さなスケール例えば1/24ポルシェ356Bにはいいけど、1/12スケールのオートバイシリーズにはちょっと辛いかな。 |
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メーターは曲面になっており流石に手の入れ様がありませんでしたので、メーター部分に普通にデカールを貼り、ボディーのクリヤー掛け時に一緒にコーティングしました。 今回、お手軽と云う事とパーツの出来も良かったので、シートベルトのバックルの形状を整えるだけに止め、リアキャリアーも手を入れずそのままにしました。 |
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実車写真は正面からのが1枚しかなく、一応ヨーロッパのスクーターと云う設定なので、それっぽいナンバープレートにしてみました。 ベースは確かドカティM.H.Rの余り物を使い、プレートのピンはそのままにしてヨーロッパあたりのプレート文字をそれらしく印刷したデカールを貼り、クリヤーコーティングと研ぎ出し。 最後にピンをシルバー塗装しましたが手間が掛かったのは殆ど同じでした。 でも仕上がりは悪くないか。 使用カメラPentax K-x、2023(R05).08.22、撮影。 |